調査の趣旨

『大阪湾生き物一斉調査』とは、大学・市民団体・国および地方自治体等で構成する「大阪湾環境再生連絡会」が大阪湾の沿岸で活動する団体の協力を得て、皆さんと一緒大阪湾内の各地の生き物を一斉に調査する取り組みです。
この調査の結果は大阪湾の各地の水環境を把握する基礎資料にします。


調査の実施経緯

  • 「大阪湾環境再生連絡会」では、平成17~18年度に市民参加WGを設置し、大阪湾再生に向けた市民参加プログラムのあり方、実施内容を検討しました。その結果、『大阪湾生き物一斉調査』プログラムを実施することにより、市民にとってわかりやすい指標(生物指標)によるモニタリングを行い、大阪湾の環境に対する市民の関心を高め、理解を深めることが最も重要であると判断されました。
  • 平成19年度より、「大阪湾環境再生連絡会」に「大阪湾生き物一斉調査プログラム実行委員会」を設置し、平成19年11月3日に矢倉海岸(大阪市西淀川区)において試行調査を行うとともに、平成20年度に大阪湾各地で展開する『大阪湾生き物一斉調査』の調査計画を立案しました。
  • 第1回大阪湾生き物一斉調査では平成20年6月21日に15地域において467名が参加して調査を実施しました(一部の地域では5~7月の別の日に実施)。以降、毎年春季に調査を実施しています。

地点毎の調査結果を見る  生き物分布図を見る

大阪湾生き物一斉調査

大阪湾環境再生連絡会

「大阪湾環境再生連絡会」は、平成17年11月に市民、学識者、事業者、行政が大阪湾の環境に対する関心と理解をよりいっそう深めるとともに、互いに情報を共有化し、相互に連携した取り組みのあり方を検討、提案することにより、大阪湾の環境の保全・再生に向けた取り組みを改善、発展させ、「海と都市のかかわり」の再構築に資することを目的として設置されました。

構成団体(事務局:国土交通省近畿地方整備局神戸港湾空港技術調査事務所)

行政機関: 国土交通省近畿地方整備局、第五管区海上保安本部、大阪府、兵庫県、大阪市、神戸市、堺市
関係機関: 大阪湾広域臨海環境整備センター、(財)大阪湾ベイエリア開発推進機構、関西国際空港(株)
市民団体等: 海藻おしばくらぶ、きしわだ自然資料館、NPO法人近畿みなとの達人、NPO法人釣り文化協会、西宮自然保護協会、西淀自然文化協会、大阪湾見守りネット
参加大学: 大阪大学、神戸大学