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環境問題の発生 「富栄養と栄養塩不足」

 
 大阪湾は、集水域に大きな人口・産業集積を有する閉鎖性海域であるため、陸域からの汚濁負荷の流入が大きい上に汚濁物質が蓄積しやすい状況にある。このため、過去に流入した栄養塩類を含む底泥が厚く堆積するとともに、窒素、りんなどの流入により富栄養化が進行している。様々な取り組みにより、水質は改善しているものの、依然として、湾奥部では水質汚濁が慢性化し、夏季には貧酸素状態もみられている。
 一方、湾口部~湾央部は、全窒素・全リンが減少し、漁業者等より、栄養塩不足の声が聞かれるようになった。
 大阪湾内でも、このような栄養塩の偏在が生じていることから、地域の状況に応じたきめ細やかに栄養塩を管理していくことが課題となっている。
 
全窒素の変遷
出典:「大阪湾再生行動計画(第二期)平成28年度の取り組み成果」(大阪湾再生推進会議、平成29年3月)
 
チョットミニ知識
→貧酸素水塊とは
⇒湾奥部における貧酸素水塊の発生例
 

水産資源の減少

 
 大阪湾は、豊富な水産資源に恵まれた海域であり、古くは「茅渟ちぬの海」とも呼ばれていた。
 様々な種類の漁業が営まれており、漁場として活発に利用されている。しかしながら漁獲量は減少傾向にあり、特に貝類においてその傾向は顕著である。貝類の漁獲量は、伊勢湾や東京湾に比べ極端に少なく、埋立によって、底生生物の生息環境である浅場が消失したこと、陸域からの負荷の蓄積による底質の悪化などの影響が現れている。
 
大阪湾の漁獲量の変遷
※大阪湾外から回遊してくる「入り込み魚種」等は含まない
※平成19年以降は定住魚類にニベ・グチ類を含まない
出典:「湾for ALL ALL for 湾 大阪湾再生行動計画(第二期)」(大阪湾再生推進会議、平成29年3月)

 


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