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大阪湾の環境 2.大阪湾の海域環境 「赤潮」

 
大阪湾における年間の赤潮発生のべ件数は近年15~30件程度で推移しており、ここ数年は赤潮による漁業被害がみられる。
 
(注)のべ件数は複数の月にまたがるものを各々計上した値であり、実件数は複数の月にまたがるものを1件として計上した値である。
出典:水産庁瀬戸内海漁業調整事務所「瀬戸内海の赤潮」(昭和54~令和2年)より作成
 

赤潮による主な漁業被害(昭和53~令和2年)

 
赤潮発生期間 漁業被害の
期間・水域
被害内容 被害金額
(千円)
赤潮プランクトン
昭和53年7月初旬~8月下旬 深日、小島 養殖ハマチ 10,200尾 20,400 ホルネリア
昭和54年8月13日~23日 8月18日
岬町地先
養殖ハマチ(2年魚)
1,500尾 へい死
1,500 ホルネリア
昭和57年6月2日~23日 6月8日~10日
下荘漁港周辺
ボラ へい死 
不明 プロロセントラム
昭和57年7月14日~10月14日 8月2日~8日
淡輪漁港周辺
ツバス
クロダイ   
カレイ等
(定置網)  へい死
250 プロロセントラム
8月20日~23日
8月30日~31日
下荘漁港周辺
タコ
ボラ   
アナゴ
(刺網)   へい死
不明
昭和58年6月14日~7月6日 6月24日
  泉南市
下荘漁港周辺
畜養スズキ、ボラ 
50尾 へい死
300 プロロセントラム
昭和61年8月22日~9月9日 8月22日
  ~9月15日
岬町小島
泉大津沖
養殖ハマチ(2年魚)
20.0t へい死
小型定置網
   カワハギ、クロダイ
   アジ、セイゴ 
2.1t へい死
15,000



1,214
シャトネラアンティクア
計 22.1t へい死 計16,214
昭和62年8月3日~9月8日 8月5日
岬町
養殖ハマチ(2年魚)
6,000尾 へい死
9,000 シャトネラアンティクア
平成9年7月15日 7月15日
岬町小島養魚場
養殖ハマチ 20,000尾 不明 シャトネラマリナ
平成11年8月24日~9月2日 8月27日
岬町地先
養殖ハマチ 約1,000尾
蓄養ハマチ 約 300尾
計 約1,300尾 へい死
不明 シャトネラアンティクア
平成12年5月29日~6月16日 6月4日
岬町
蓄養アジ (尾数不明)
約400kg へい死
不明 ヘテロシグマアカシオ
平成16年7月21日
7月21日
岬町地先
畜養ハマチ  約1,400尾
畜養ヒラマサ 約 500尾
畜養カンパチ 約 300尾
計 約2,200尾 へい死
不明 ギムノディニウムミキモトイ
平成19年7月2日~4日 7月2日~4日
深日漁港内
蓄養カンパチ  
400尾 へい死
不明 ヘテロシグマアカシオ
平成20年6月2日~6月4日 6月4日 
田尻町地先
漁獲・畜養シマアジ  
300尾
不明 ヘテロシグマアカシオ
平成21年5月26日~6月8日 6月9日~10日
泉南市地先
蓄養マアジ  
アワビ幼貝
不明 ヘテロシグマアカシオ
平成28年6月30日~7月1日 7月1日
泉南市から岬町にかけての沿岸域
養殖魚介類
海上釣堀
シマアジ、カンパチ、
ヒラマサ、ブリ
不明 ヘテロシグマアカシオ
平成30年3月2日~26日 3月2日~19日
泉南市から岬町にかけての沿岸域
漁獲又は蓄養魚介類
養殖ハマチ
海上釣堀 約3,000尾
トラウトサーモン 約700尾
天然魚介類
コウイカ、マダコ、カサゴ、
クロダイ、ベラ類、マナマコ
不明 アレキサンドリウム
タマレンセ
令和元年7月29日~8月9日 7月31日
岬町の沿岸域
養殖魚介類
ハマチ、カンパチ
不明 カレニア
ミキモトイ
令和元年8月7日~21日 8月7日
仮屋漁港
釜口漁港
漁獲物(底引き網等)
ハモ等
不明 カレニア
ミキモトイ
令和2年9月14日~10月14日 9月中旬~10月中旬
田尻町から岬町にかけての地先
海上釣堀
マダイ、シマアジ、
カンパチ等々 11,000kg
22,000 カレニア
ミキモトイ
田尻町から岬町にかけての沿岸域 天然魚介類
マダコ、マダイ、ハモ、
カサゴ、カワハギ、等々
11,000kg
1,000
令和2年12月28日~29日 12月28日~29日
神戸市地先(垂水~須磨)
養殖魚介類
サーモン(ニジマス)
2,300尾
不明 フィブロカプサ
ジャポニカ
12月29日~31日
神戸市地先(垂水漁港)
養殖魚介類
ハマチ 2,782尾
カンパチ 2,140尾
ブリ 2,262尾
ヒラマサ 258尾

7,767
4,697
6,637
1,268
フィブロカプサ
ジャポニカ
計 7,422尾 計20,369
出典:水産庁瀬戸内海漁業調整事務所「瀬戸内海の赤潮」(昭和53~令和2年)より作成
 

大阪湾における月別赤潮発生件数
(平成17~21年、平成28年~令和2年)

 
月別の赤潮発生件数をみると、5月~8月に多く、5月に最大となっており、平成28年~令和2年は6月~9月に多く、6月、9月に最大となっている。
 
 
 
出典:水産庁瀬戸内海漁業調整事務所「瀬戸内海の赤潮」(平成17~21年、平成28年~令和2年)より作成
 

赤潮継続期間

 
最近5年間の赤潮継続期間は、5日以内のものが全体の約6割を占めて最も多く、31日以上の長期の赤潮は直近5年間では2件となっている。平成8~12年及び、平成17~21年と比較すると、最近5年間は総件数が減少し、5日以内の割合が増加している。
 
 

赤潮プランクトン別出現件数

 
最近5年間の赤潮プランクトン別出現割合は、スケレトネマ属が約37%と最も多く、次いでキートセロス属、タラシオシーラ属が同程度となっている。平成8~12年及び、平成17~21年と比較すると、最近5年間はノクティルカ属等の占める割合が減少し、スケレトネマ属及び、「その他」の種の占める割合が増加している。
 
出典:水産庁瀬戸内海漁業調整事務所 瀬戸内海の赤潮」
(平成8~12年、平成17~21年、平成28年~令和2年)より作成
 

 


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