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大阪湾の環境 2.大阪湾の海域環境 「底生生物」

 
大阪湾に生息する底生生物について、平成27年7月に確認された種類数は191種であり、環形動物が最も多く(37.2%)、次いで節足動物(25.7%)、軟体動物(24.6%)、棘皮動物(3.7%)となっている。
湾奥部では、パラプリオノスピオ属等の環形動物が優占しており、種類数はごく少ない。本種は底層の溶存酸素量が非常に減少する海域で多数採取されることが多くあり、有機汚濁に対し強い抵抗力をもつとともに、ある程度汚濁した海域に生息する傾向がある種類である。
一方、湾の西側や南側の海域では、湾奥部で優占するパラプリオノスピオ属はほとんどみられず、軟体動物のシズクガイ、節足動物のスガメソコエビ属、棘皮動物のヒトデ類等比較的多くの種類が分布しており、大阪湾の中では多様な底生生物が生息する海域となっている。
平成5年8月及び平成15年8月と比較すると、湾奥部では環形動物が優占し、湾の西側や南側の海域では軟体動物、節足動物等が確認される状況に大きな変化はないものの、湾奥部においても軟体動物がみられる地点が多くなっている。
 

底生生物の種類数の分布と個体数の分布

 
種類数の分布 個体数の分布
 
平成5年8月
 
平成15年8月
 
平成27年7月
 
   
 
出典: 環境庁水質保全局「平成5年度瀬戸内海環境管理基本調査-大阪湾・広島湾・伊予灘・響灘-(資料編)」、
環境省環境管理局「平成16年度 瀬戸内海環境情報基本調査-大阪湾・広島湾・伊予灘・響灘-(解析編)」 (平成17年3月)、
環境省「平成27年度瀬戸内海環境情報基本調査及び豊かな海の確保に向けた方策検討業務報告」(平成28年3月)より作成
 

 


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