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大阪湾の環境 2.大阪湾の海域環境 「干潟・藻場」

 
大阪湾に存在する干潟としては、甲子園浜、成ヶ島、男里川河口の計4箇所が確認されている。これら干潟では、周年にわたってシラサギ、ユリカモメなどが飛来し、バードウォッチングに利用されるとともに、成ヶ島では春季から夏季にかけては、潮干狩りなどに利用されている。なお、淀川河口付近においては、昭和30年ごろまで、数ヶ所の河口干潟が残存していたが、昭和53年にほぼ消滅したとされている。
藻場の種類は、主にアマモ場、シダモクなどのガラモ場、カジメなどのアラメ場である。その後、平成元年には、大阪府沿岸域の泉佐野から阪南町にかけて(調査区2~6)及び稲作(調査区9)の藻場が埋立工事のために消滅したことがわかっている。
現存する干潟のうち、成ヶ島の潟湖干潟は最も規模が大きく、約7haとなっている。
藻場は、大阪湾の湾奥部には存在せず、大阪湾南部から西部にかけての沿岸部に分布している。特に、尾崎~箱作(調査区8)の藻場は面積が大きく、184haとなっている。
干潟・藻場は多様な生物の生息環境として重要であり、大阪湾再生の取り組みとして、人工干潟、人工藻場の整備が積極的に行われている。
 

干潟
潮の干満により、干出と水没を繰り返す平らな砂泥地のことをいい、潮干狩りの場としてもよく利用される。波浪の影響を受けにくい穏やかな入り江や湾内で、砂泥を供給する河川が流入する場所に多く発達する。
干潟には陸上からは河川によって栄養塩や有機物が、海からは潮汐によってプランクトンが定期的に供給されるため、生物の餌場として重要な役割を果たしている。また、生息する多様な生物により栄養塩類、有機物が消費・分解され、干満によって海水中に酸素が大量供給されることから、海の水質を浄化する重要な役割を担っている。

藻場
海藻が茂る場所のことをいう。構成種により、「アマモ場」、「ガラモ場」、「アラメ場」、「カジメ場」、「コンブ場」、「ワカメ場」等に分類され、波当たり、光量、海底の地形により分布域が異なる。
藻場は魚介類の産卵場、生育場、餌場としての役割を果たすため、多様性のある豊かな生態系が形成される。また、光合成による酸素の供給、生物による栄養塩類の消費・分解によって海の水質を浄化する重要な役割を担っている。
 

干潟の状況(平成元~4年度)

 
海域区分\項目 干潟 藻場
前浜 河口 潟湖 合計
大阪湾 調査区数
2
1
1
4
51
面積(ha) 6 2 7 15 519
播磨灘の一部 調査区数 - - - - 21
面積(ha) - - - - 136
紀伊水道の一部 調査区数 - - - - 6
面積(ha) - - - - 180
合 計 調査区数 2 1 1 4 78
面積(ha) 6 2 7 15 835
(注)表中の値は前頁の図に示した範囲の合計である。
備考)
干潟: 1. 高潮線と低潮線に挟まれた干出域の最大幅が100m以上あること。
2. 大潮時の連続した干出域の面積が1ha以上であること。
3. 移動しやすい底質(礫、砂、砂泥、泥)であること。
藻場: 面積が1ha以上であること。2.水深20m以浅に分布すること。
出典:環境庁「第4回自然環境保全基礎調査 (海域生物環境調査報告書)」(平成6年)より作成
 

干潟・藻場の分布(平成元年~4年度)、磯場の分布(昭和61年度)

 
出典: 環境庁「第4回自然環境保全基礎調査 (海域生物環境調査報告書)」(平成6年)
大阪市立博物館「大阪湾の自然」(昭和61年8月)
元田 茂「海洋科学基礎講座5 海藻・ベントス」(昭和51年9月)
堀 輝三「藻類の生活史集成 第2巻 褐藻・紅藻類」(平成5年9月)より作成
 

干潟の概要

 
海域 府県 調査区番号 地名 面積(ha) 底 質
現存干潟
前浜 河口 潟湖
大阪湾 大阪湾
a
男里川河口

2   砂質、砂泥質、泥質
兵庫県 b
甲子園浜
2
    砂質
c
成ヶ島
    7
砂質
d 成ヶ島 4
    砂質
大阪湾合計 6 2 7  
出典: 環境庁「第4回自然環境保全基礎調査
(海域生物環境調査報告書)」(平成6年) より作成
 
 
干潟分類
干潟は、地形的な特色により、河川の放流路の両側に形成され砂浜の前面に位置する「前浜干潟」、河川の河口部に形成される「河口干潟」、河口や海から湾状に入りこんだ湖沼の岸に沿って形成される「潟湖干潟(かたこひがた)」の3タイプに分類される。
 
出典:せとうちネットホームページより
 
【藻場調査票】


調



地  名 面積(ha) タイプ 藻類優先種
現存 消滅 アマモ場 ガラモ場 その他




1 二色の浜
1.0       オゴノリ、アナアオサ
2 泉佐野
  75.0
      不詳
3 嘉祥寺
  18.0
      不詳
4 吉見
  10.5
      不詳
5 樫井川河口
  2.5
      不詳
6 岡田~樽井
  13.0       不詳
7 男里川河口
14.0
      オゴノリ、アナアオサ
8 尾崎~箱作
184.0

45.0

    ワカメ、オゴノリ
9 箱作
          不詳
10 淡輪
7.0
      ワカメ、オゴノリ
11 長崎
55.0
    ガラモ、テングサ
12 観音崎
5.5
    ガラモ、ワカメ
13 豊国崎
18.0
    ガラモ、テングサ
14 明神崎
2.5
    ガラモ、カジメ、ワカメ


15 須磨
2.0
      アオサ
16 平磯
52.0
39.0     ワカメ
17 舞子
4.0
3.0     ワカメ
57 西舞子
3.0
      ワカメ
18 田之代
6.0
1.0     ワカメ
19
18.0
      カジメ
20 下田
15.0
      ガラモ
21 釜口
3.0
      ガラモ
22 佐野
2.0
      アオサ
23 生穂
2.0
      アオサ
24 大谷
6.0
2.0     アマモ
25 塩尾
2.0
      アマモ
26 厚浜
1.0
      ワカメ
27 宮崎鼻
5.0
      カジメ
28 小路谷
1.0
      カジメ
29 掛牛岬
4.0
1.0     カジメ
30 セメント
4.0
      カジメ
31 内田
2.0
      アオサ
32 成山
3.0
      ワカメ
33 六本松
4.0
      アマモ
34 高崎
16.0
      テングサ



35 城ヶ崎
5.0
    ガラモ、カジメ、テングサ
36 深山
6.0
    ガラモ、カジメ、テングサ
37 藻崎
5.0
      カジメ、テングサ
38 ハイブノ浦
13.0
    ガラモ、カジメ、テングサ
39 序品窟
4.0
    ガラモ、カジメ、テングサ
40 上崎
4.0
    ガラモ、カジメ等
41 蒲浦
6.0
      カジメ、テングサ
42 南垂水
6.0
      カジメ、テングサ
43 鳥帽ノ鼻
5.0
      カジメ、テングサ
44 鯉突ノ鼻 5.0
      カジメ、テングサ
45 熊崎 3.0       カジメ、テングサ
46 北垂水
1.0
      カジメ、テングサ
47 神島
5.0
      カジメ、ワカメ、テングサ
48 オソ越の鼻
4.0
      カジメ、テングサ
49 土佐泊
2.0
      カジメ、テングサ
50 袖ノ浜
3.0
      アマモ





51 生石
40.0
      カジメ
52 中津川
41.0
      カジメ
53 モンキーセンター
27.0
      カジメ
54 米川
7.0
      カジメ

和歌
山県

55 田倉崎
48.0
    ガラモ、カジメ、テングサ
56 加太
17.0
    ガラモ、カジメ、テングサ




58 中磯
4.0
    ガラモ
59 枯木
2.0
      ワカメ
60 壁頭
4.0
      ワカメ

61

川尻
4.0
1.0     ワカメ
62
9.0
      アオサ
63 斗の内
1.0
1.0     アオサ
64 富島川
2.0
      ワカメ
65 蟇浦
2.0
      ワカメ
66 轟木
5.0
      アオサ
67 平林
4.0
      ワカメ
68 江崎
1.0
      アオサ
69 灯台下
3.0
      ワカメ
70 松江
15.0
      ワカメ
71 藤江
3.0
      ワカメ
72 谷八木
2.0
      ワカメ
73 江井島
5.0
      アオサ
74 中尾
2.0
      ワカメ
75 西岡
2.0
      アオサ
76 ニ見
45.0
      アオサ
77 二見人工島
21.0
      ワカメ
78 本荘
3.0

  ワカメ
出典: 環境庁「第4回自然環境保全基礎調査
(海域生物環境調査報告書)」(平成6年) より作成
 
 

 


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