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大阪湾の環境 2.大阪湾の海域環境 「潮流」

 
大阪湾の恒流
 
湾内には恒流が存在しており、湾西部には沖ノ瀬(淡路島の北東沖の砂の丘)を中心とする強い時計回りの循環流(沖ノ瀬環流)が、湾奥部には時計回りの環流(西宮沖環流)があるといわれている。沖ノ瀬環流は潮汐残差流であり、上層~下層までほぼ一様に回転しており、一方、西宮沖環流は上層に限ってみられ、その形成には海水の密度分布が関係していると考えられている。
 
出典:藤原建紀ら「大阪湾の恒流と潮流・渦」(1989年海岸工学論文集36巻)より作成
 
 
潮汐残差流
海水流動はいろいろな成分流に分けて考えることができるが、周期性のある成分(潮流)を取り除いた流れのこと。恒流、平均流と呼ばれるものと同義語である。
 

 


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