∥大阪湾の環境 2.大阪湾の海域環境 「取り組み」 |
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大阪湾港湾計画の基本構想 |
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大阪湾港湾の基本構想は、我が国有数の経済圏及び生活圏を構成しその中に複数の港湾が存在する大阪湾において、さらなる国際競争力、良好な環境、安全・安心をそれぞれ確保することを主たる目的として、定めたものである。 平成17年の前基本構想「関西シリコンベイ構想」及び平成21年のベイエリアのあるべき姿を示した「グルーンベイ・大阪湾」策定以降の社会情勢の変化に対し、社会、経済、環境、防災など様々な面からの要請等に応えられる港湾の実現に向けて、新たな方向性を打ち出し、新しい取組、継続すべき取組を平成27年12月にとりまとめた。その後、港湾の中長期政策「PORT2030」(港湾局)が平成30年7月に策定され、令和元年6月27日には「港湾の開発、利用及び保全並びに開発保全航路の開発に関する基本方針」が見直され告示された。これを受け、令和元年8月に「大阪湾港湾の基本構想~スマートベイの実現を目指して~」のフォローアップを行った。 |
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【大阪湾の目指すべき将来像】 本構想で目指すべき大阪湾は以下のとおりである。
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【スマートベイ実現のための主な取組事例】 持続的な発展を支える社会を構築するための取組(Sustainable Development)
●経済活動を支えるためのさらなるインフラの充実
世界とつながるための取組(Market Globalization)●持続的な発展を支える循環型社会の形成に向けた取組の深化 ●自然災害に対する地域の安全・安心施策の推進
●成長著しいアジア諸国とのシームレス化
最先端をリードするための取組(Advanced Technology and Society)●貿易構造の変化に適切に対応した施設の高度化 ●クルーズ振興にむけた受入環境の向上
●国際標準の港湾サービスの充実による港湾の国際競争力強化
成熟した地域社会を切り拓くための取組(Regional Cultivation)●新興経済国市場への展開を意識した産業支援のための物流システムの構築 ●世界的な低炭素社会実現の動きに対応するためのICT等の技術の活用
●成熟社会に即して既存ストックを「賢く使う」
伝統を活かし育むための取組(Traditional Industry and Culture)●多様な主体の連携に基づいた海域環境の改善・創生 ●地域間連携の強化
●大阪湾の伝統的産業の持続的な発展への支援
●多様な文化や伝統の次世代継承と、魅力的な地域づくりへの貢献 ●みなとに対する認知度や親しみを深める取組の推進 |
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【スマートベイの実現に向けて】 本基本構想で示した取組には、国、港湾管理者、民間事業者等の様々な主体が実施する取組が含まれている。実現に向けては、大阪湾港湾連携推進協議会や産学官一体となって構成される国際物流戦略チーム等を活用しつつ、港湾関係者のみならず、他分野も含めた幅広い関係者と不断の努力により連携して取り組んでいく。 本基本構想に基づく取組については、急激な社会情勢の変化や世界情勢の動向を踏まえて、必要に応じ実施状況をフォローアップしていく。 |
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