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大阪湾の環境 2.大阪湾の海域環境 「波浪」

 

台風時の波浪

 
台風時の波浪分布は台風の経路によって異なり、大阪湾の西側を北東進した場合に高い波となることが多い。
大阪湾に接近した室戸台風の場合は淡路島東岸や大阪府沿岸で高い波が観測されている。これより西側を通過した昭和40年の6523号台風の場合には、神戸~堺にかけては4m以上と湾奥では最も高い波高となっている。また、平成30年に大阪湾を通過した台風21号は、神戸波浪観測所において最大有義波高4.72mを観測した。台風による風は、一般に中心気圧が低く、気圧傾度が密なほど強い。風速は、台風の中心からやや離れた所で最大となり、台風の進行方向の右側で強く、左側で弱い。
 
(注)平成30年台風21号(1821台風)の最大有義波高は「神戸波浪観測塔」のみの表示である。
 
出典: 関西国際空港株式会社「関西国際空港建設事業に係る環境影響評価書」
(昭和61年6月)、気象庁資料より作成
 

 


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