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リサイクルポート

 
 不要になったモノを廃棄物として処理せずに、もう一度素材としてリサイクルし、物流ルートにのせる機能を持った港を「リサイクルポート」という。環境のため、また新たな産業再生のためのリサイクルポートへの取り組みは、最も注目されている港湾事業のひとつである。
 

静脈物流ネットワークの形成

 

海上輸送の優位性

 
◆海上輸送は、CO2の排出量が少なく環境に優しい
◆海上輸送は、エネルギー消費量が小さく低コスト輸送が可能
 

港湾のリサイクル拠点としてのポテンシャル

 
◆岸壁、ストックヤード等既存の物流基盤のストックリサイクル施設の立地に必要な用地のストック
◆製鉄所・セメント工場等リサイクル産業として期待されている産業基盤・技術の集積
◆リサイクル処分によって生じる残さを処分できる廃棄物海面処理場
 
リサイクルポートのイメージ
出典:国土交通省港湾局資料
 
神戸港
(ポートアイランド第2期南東部内航フィーダーバース背後地)
姫路港
(広畑地区)
舞鶴港
(西港地区第2埠頭1号岸壁)

港湾整備の方向性
 
  • 背後の阪神都市圏から使用済み自動車が多く排出され、自動車関連事業者が多く立地している
  • 瀬戸内海臨海部にリサイクル資源を受入れる事業所が立地しており、自動車リサイクルの条件がそろう
  • リサイクルポートの本事業は姫路港との連携が必要
  • 廃タイヤやスチール缶を製鋼原燃料等としてリサイクルしている
  • 近畿の日本海側唯一の門戸港として、引き続き、対岸貿易を中心とした物流拠点機能の強化を推進
  • 産業界と連携し、リサイクルポートを中心とした循環型資源の集荷・輸出を促進し、日本海側における静脈物流の拠点とするとともに、京都府北部振興につながる港湾背後地への環境関連企業立地を推進
  • モーダルシフトを推進し、CO2削減に貢献

リサイクルポートの取り組み
 
  • 神戸市策定の環境調和型産業・技術導入計画「エコテック21構想」のモデル事業に臨海部での次世代自動車リサイクルシステムを選定
  • 「神戸港総合静脈物流拠点整備計画」の拠点施設
  • リサイクルポート連絡調整会議の設置(神戸港・姫路港)
  • 近畿地方整備局・兵庫県・姫路市・神戸市からなるリサイクルポート連絡調整会議を設置し、海上輸送を推進するための具体策を検討
  • 兵庫県では、広畑地区で実施される廃タイヤガス化リサイクル事業を「ひょうごエコタウン構想」で主要施設として位置付けている
  • 姫路市では、同地区の環境・リサイクル経済特区認定を受けている
  • リサイクル産業の集積を図り、ゼロエミッション産業団地化を目指している
  • 姫路港と神戸港はリサイクルポートのパートナー港である
  • 舞鶴港西港において、鉄スクラップ等の取り扱いの立地、効率化を推進
  • 地元市、企業と連携した企業立地を計画
リサイクル事業の概要
【現在立地するリサイクル事業と
輸送されている循環資源】
自動車関連素材リサイクル
原料:木くず、廃プラスチック、廃タイヤ等
製品:製紙原料、樹脂原料、再生タイヤ原料等
自動車のリユース・リサイクル
原料:使用済み自動車
製品:中古自動車、中古部品、製鉄原料、廃タイヤ、ガラス、廃プラスチック等
廃タイヤガス化リサイクル
原料:廃タイヤ
製品:製鋼原燃料等
廃タイヤリサイクル
原料:廃タイヤ
製品:燃料利用
スチール缶リサイクル
原料:スチール缶
製品:鋼鈑
原料:金属スクラップ
製品:金属スクラップ
原料:古紙
製品:古紙輸出

その他
 
【港湾における優遇措置】
環境リサイクル産業の集積を図っており、立地企業に対する支援制度を設けている
 
神戸港 姫路港 舞鶴港
 
出典:リサイクルポート推進協議会「リサイクルポート要覧」(平成23年6月)より作成
 
【参考】
「静脈物流」:
人の血管に例えて、製品系の輸送を動脈物流と表現するのに対し、生産や消費活動で排出されたものの輸送のことをいう。
「ゼロエミッション」:
あらゆる廃棄物を原材料等として有効活用することにより、廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システムをいう。
 

   


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